春休み伯耆大山遠征~登山編 ひでりユキノオー~
今回は春休み大山遠征~移動編 暇つぶしの極意~
の続きです。見ていない方は↓の記事をチェックお願いします!正直見てなくても楽しめるけど!
米子からは7時半発のバスで移動する。
登山口の大山寺についたのは8時15分
バスを降りたら雪をかぶって白く構える大山が見える。こいつぁすげぇテンションあがってきたぜ!
早速登山口に向かった。半分アイスバーンになっいて滑ったので初めから10本歯アイゼンをつけて登ることにした。
はじめはブナがメインの緩やかな樹林帯。
余談ではあるがブナの葉はなかなか分解されにくく雪解け水を大量に含むためブナ林の土壌はスポンジのように水分が多いらしい。バックカントリーの人たちもかなり多く見かけた。どうやら雪が付いているようなら北壁を滑るつもりらしい。すげえなぁ。あと、スキー板担ぐのって重くないのかな?
6合目避難小屋あたりから森林限界。ここまでアイゼンなしできた人はアイゼンを装着してほしい。ここからはかなりの急登になる。しかし、後ろに見える美保湾と眼前の剣が峰北壁の絶景が疲れをいやしてくれるのだ。
これが大山北壁。大山はもともと富士山のような円錐形の山だったらしい。しかし、雪と風の影響で浸食され荒々しい北壁が形成された。この浸食こそが大山の素晴らしきところだと深田久弥に認められ日本百名山のうちの一座となったようだ。
こんな近くに海が見えるなんてすごいなぁ。アルプスや奥多摩の山々みたいに山で囲まれているのもいいけど山から湖とか海が見える景色すこ。
さて景色はいいがめちゃくちゃ急登。下るときにところどころ遠くから道がないように感じたくらい急こう配だった。バランスを崩したり転ばないようにきをつけて。
急登を抜けると湯湯屋かな上り坂。まさに天国につながる白い通路。ビクトリーロードって感じ。なお、ここら辺から風が結構強くなる。ちなみにここら辺にはキャラボクという低木が生えている。大山のキャラボクの純林は形成されており国の天然記念物に指定されている。
山頂山荘裏のポイント。りょうせんがふつくしい…ここから弥山は細い切り立った稜線を進むことになる。風が弱ければ丁寧に進めばなんてことはない。風が強ければやばそうだけれども。
弥山山頂に到着やったぜ!奥に見えるのは剣が峰。キリッとした稜線がじつに美しい。この迫力はアルプス3000m級の山々に負けずとも劣らないと思う。
しばらくこの美しい景色を堪能したのちに下山した。下山時は転ばないように慎重におりる。下山したときに気が付いたけど。結構太ももの筋肉に限界が来ていたようだ。太ももの調子が100%ではない下山は踏ん張りが弱まって結構危ないなと感じた。やっぱり体力をつけることは大事なんやなあ。
感想
今回の遠征は久々の快晴登山で最高だった。雪をかぶった大山の美しさは目を見張るほど美しかった。なんといっても北壁の荒々しさとシャープな稜線の美しさ。これを見てしまったらとりこになること間違いなし。また来年も来たくなってしまった。技術面では高度なことは要求されないが体力と筋力が必要、登山天気アプリで天候の判定がAなら低難易度だろう。私は雨具と10本歯アイゼンの装備で登ることができたがそれは天気が良かったからだと思う。安全面から見ても12本歯アイゼンやハードシェルなどを持っているに越したことはない。天気の面からみても日程もベストチョイスだったと思う。鈍行の移動はなかなかだるかったけれども、いい経験ができたと思う。分厚い本が暇つぶしにすごく役に立つというの発見はいい収穫だった。でも次は新幹線か飛行機をつかっていきたいなあ。