春休み伯耆大山遠征~移動編 暇つぶしの極意~
今回の記事は
春休み伯耆大山遠征~企画編 青春18きっぷを使い切れ!~の続編です。
見てない人はぜひチェックしてみてくれ!
さて、準備期間は一日と短かったが何とか計画を立てることができた。
大まかな予定は1日目に移動、二日目に大山に登り3日目に帰ってくるというものだ。移動手段はもちろん鈍行だ。青春18きっぷを使わねばならんからな。はじめは特急券だけ買えば青春18きっぷで特急に乗れると思っていたのは内緒。
しかし移動スケジュールを見て驚愕。
長っ。いや始発やでこれ。てか15時間てやば。
これは本気で暇つぶしの方法を考えんとな。ということで暇つぶし道具をいくらか用意したのだった。
3月8日朝5時に起き、朝食を食べて駅に移動する。まだ日は登っていない。
まずは小田原駅まで小田急線で行く。ここでは寝て時間を過ごした。まだ朝早いからね。
小田原まで行ったらJRに乗り換え熱海駅に。ここでも普通に寝て過ごした。寝るのは最強。
そして熱海駅から乗り換えて浜松行きに電車に乗った。ここでもやはり最初は寝た。ずっと寝てんなこいつ。しかし途中で目が覚めた。目が覚めてこれ以上眠れないし景色を見ようにも通勤ラッシュの真っ最中でおっさんのスーツしか見えない。そこで1つ目の暇つぶしアイテムを取り出した。それがこちら
トレイルズ(「道」と歩くことの哲学)
だ。筆者のロバート・ムーアはアメリカでアパラチアントレイルを歩き切り、その中で芽生えた「トレイルとはいったい何なのか?どのようにできたのか?」という問いを様々な角度から考えてゆくというものである。様々な視点といったがこれが本当に広い視野でみている。筆者は世界各地を巡り、はるか昔の化石やアリや幼虫が作る行列、放牧、狩猟、インディアンの文化、東洋哲学、さらにはインターネットのシステム(ありかた)を見て考えている。
この本はただの単調な哲学書ではない。ところどころに筆者の体験がちりばめられていることによって筆者とともに旅をし、そしてお互いに旅から得た考えを語り合う。そんな体験ができる本となっている。面白いし何より教養が身につく本なので読んでみてほしい。
この本は時間つぶしをするのに最高だった。面白いし何より長いのだ。そのおかげで静岡駅あたりから米原あたりまで時間をつぶすことができた。遅延がなかったらもうちょい時間をつぶすことができた。くそう。
遅延は大垣から米原の間で発生した。なんか電車止まってんなと思っていたら踏切の安全装置が作動したとかなんやらで電車が止まりやがったのた。次の米原駅発の電車を逃したら到着時間が23時20分になってしまう。これにはプッツンした。電車をとめたやろォを蹴り飛ばしてやりてぇ気分だぜ。
これでさらに困るのは私がいつも使っている電車のアプリナビタイムが使えなくなることだ。こいつは遅延を反映しない。だから修正案を出すことはないのだ。どう乗り換えたらいいのか普通にわからん。
8時42分に到着することはあきらめて米原から電車に乗った。しかし先ほど紹介した本は読み終えてしまった。そこで私は次の暇つぶしアイテムを取り出した。それがこちら。
ファイアーエムブレム覚醒である。ファイアーエンブレムではない。こいつは買ったはいいものの放置してしまい、いわゆる積みゲーというものになってしまっていた。この機会にクリアしてしまおうという魂胆だ。難易度はハード。モチロン初見でプレイする。
しかし初見ハードはやっぱりムズイ。ノーリセで行けるかとおもったが普通にキャラが死んだのでリセットした。(ファイアーエムブレムシリーズはキャラが死ぬとそのキャラが二度と使えなくなってしまう。なのでキャラが死んだらリセットするのだ。)
ファイアーエムブレムをやっていたらまた電車が止まった。今度は車が踏切の中で立ち往生したという。さすがにこれにはキレた。到着時間には全く影響がなかったけど。立ち往生した車をカエルにでもしてやりたい気分だぜ!あまりにムカついたのでTwitterでキレ散らかしてしまった。
ただキレるだけではなんかアレなのでお嬢様言葉できれることにした。全く一日に二回も電車が止まると思いませんでしたわ!何なんですの?西日本は。こんなにも電車が止まりまくるし山陰側に行く電車の本数も少なすぎますわ!これではまるで未開の地ではありませんこと?と当時は考えてしまいました。西日本の皆さんすみません。
30分くらい待って出発。立ち往生した車を横に見ながら電車は進んでいった。そうそう、これは苦情なんですけど電車が遅れたら何分に駅に着くかアナウンスしてくれませんかねぇ。今後の乗り換えの予定が立たんのじゃい。
そんなこんなで岡山駅にやっと到着。岡山駅はめちゃんこでかかった。ここでiPhoneの充電ケーブルを忘れたことに気が付いた私はビックカメラに充電ケーブルを買いに行った。ビッグカメラへ山に行く装備で入ってゆく私の姿はとてもマヌケだった。
iPhoneの充電ケーブルを買ったら駅構内でラーメンを食べた。久しぶりに家形以外のラーメンを食べる。うまかった。
それからは山陰に行く電車に乗った。電車の中は広告のねじが外れ、そこから隙間風が入ってくる。乗り換えの駅では電子掲示板もなかった。やっぱ未開の地やろここ。
何度か止まりながらも23時20分何とか米子に到着。ここまで頑張ったぜ。軽い達成感がある。米子での宿ははじめはネカフェにしようかと思っていたが、1泊2700円の宿ビジネスイン米子を発見したので泊めてもらうことに。ビジネスイン米子はこの安さでなんと温泉も入ることができる。受付のおばちゃんもフレンドリーでクッソ遅い時間にやってきた私を快く泊めてくれた。本当にありがとうございました。
こうして宿についたでもにかは明日の登山に向けて眠りにつくのであった。