クロユリ
ユリ科バイモ属
花が茶色で葉っぱが茎の中位で3~5個が輪生しています。
分布は北海道、月山、飯豊山、などの中部地方の山で見ることができます。
茶色であまり目立たないですがまさにユリってかんじでいいですよね。この珍しいユリはどうやらハエの仲間が受粉をおこなっているらしいですね~
ちなみにクロユリの花ことばは恋と呪いらしくアイヌの恋の花物語と呪いの花の伝説が残されてるらしいです
高山に咲く花は美しいものが多いですね。オレンジ色のクルマユリ、ピンク色が綺麗なヒメサユリ、お花畑を白く彩らせるコバイケイソウ、初夏に草原を黄色く染めるニッコウキスゲ、雪解け一番に咲くショウジョウバカマ。ユリ科の植物は派手できれいなのが多くていいですねぇ
クロユリの繁殖方法は「むかご」でいわゆるクローンを作り出す方法と種子で個体を増やす方法をとっています。クローンを作って増やすほうが楽に増えるのですが、環境の変化によって株が全滅してしまうということもあるそうです。そこでかなり大変ですが種子をつくっているんですね。
また、クロユリは一年ごとに段階的に成長してゆきます。一年目で茎が伸び、二年目で葉が付き、三年目で小さい花をつけるという感じで最終的に花を2輪つけるそうです。
この写真は2輪ついているので成長が最終段階のようですね